レンタキャプティブとは

第三者のキャプティブを利用し、自社設立の場合と同様の効果を得ることができる仕組みです。

レンタキャプティブとは

典型的なレンタキャプティブ・プログラムでは、キャプティブ内に設けられ、全く独立した勘定として1つの保険会社のように機能する「セル」を活用します。
まず契約者(=利用企業)が、レンタキャプティブの発行する「セル」の優先株式を取得することにより、「セル」のオーナーとなります。「セル」のオーナーは、優先株式取得及びレンタキャプティブ会社へのレンタルフィー支払によって、当該セルにより引き受けられた保険契約から生じる保険引受利益及び投資収益を、優先株に対する配当として享受することができます。

必要な法的措置が講じられているレンタキャプティブの場合、個々のセルはそれぞれ全く別個の勘定として個別に管理されるので、他の契約者のセルにおける損害によって影響を受けないことになっています。ただし、保有するセルの勘定に関しては、セルのオーナーが責任を負うことになるため、事故による損害 (保険金の支払)や必要コストが収益を上回った場合は、その差額をレンタキャプティブへ直接補てんしなければなりません。従って、セルのオーナーは、てん補限度額の範囲で、銀行信用状または担保金拠出等により、レンタキャプティブに対し予め保証を提示することが求められます。

レンタキャプティブのキャプティブに対するメリット

低コスト

資本金の払込や設立費用が不要なので、キャプティブを所有する際に通常必要とされるものに比較して費用はかからず、少ない元手での利用が可能です。

利便性

法人を新たに設立して当局の認可を得る必要がなく、簡単に開始することができます。上記のとおり、低コストで利用できる上に、キャプティブのメリットである、ニーズにあった保険設計は可能です。

レンタキャプティブのキャプティブに対するデメリット

限定される利益

通常、レンタキャプティブにおいては資本投資額が極めて小さいため、必然的に、リスク保有額が小さくなります。そのため、必然的に損害成績が良好な場合でもリターン(利益)は小さくなります。

経営に対する影響力の欠如

セルのオーナーは、レンタキャプティブ全体の経営に対する影響力は持つことができず、レンタキャプティブの各種規則に従わなければなりません。

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このページは概要を説明したものです。詳しい内容については、取扱代理店または損保ジャパンまでお問い合わせください。

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